今年、自動車レースに参戦するんだけどね
古澤 巌 / Violinist
第5弾は、なんと!世界的ヴァイオリニスト・古澤巌(ふるさわ いわお)さんが登場してくれました。
型に捕らわれない自由な音楽活動は既にお馴染みですが、ダンスをしながらの演奏、スケート靴を履いての演奏など、今回もたくさんの奇想天外なステージ秘話を紹介。
そして今回初出し!まさかの“自動車レース初参戦”にも密着させて頂きました。
古澤さん、とにかくカッコいいです!
この夏スタートする M Direction を応援するべく、10人のアーティストがメッセージ
毎週月曜日、M Direction ゆかりのアーティストのミニ対談がアップされる
第5弾は、なんと!世界的ヴァイオリニスト・古澤巌(ふるさわ いわお)さんが登場してくれました。
型に捕らわれない自由な音楽活動は既にお馴染みですが、ダンスをしながらの演奏、スケート靴を履いての演奏など、今回もたくさんの奇想天外なステージ秘話を紹介。
そして今回初出し!まさかの“自動車レース初参戦”にも密着させて頂きました。
古澤さん、とにかくカッコいいです!
MD:古澤さんの演奏で忘れられないのが、アイスショーなんですよ!?
古澤:
あ~あれね。スケート靴を履いた時ね。スパイクみたいな氷の上でも滑らない専用靴があって、それを履く予定だったみたいなんだけど、僕の方から『スケート靴履いて、出て行った方が早いですよね。』って提案したら、本当にスケート靴履くことになっちゃって(笑)それから急遽、1週間ぐらいで練習して。
でもちゃんとスケート靴履いて滑って、弾くところが凄いでしょ(笑)
MD:はい。あのアイスショーで、古澤さんがスケーティングが一番のハイライトシーンになってましたから(笑)
古澤:
まぁ、引き受けてから考えるタイプだけど、あのスケートは良かったよね~
MD:あと、オーチャードホールでバックダンサーも入れさせて頂きました。
古澤:
あったね。僕も少し躍らせてもらった。
MD:少しじゃないです!ダンサー陣が困るぐらい、グイグイ攻めてきましたから(笑)
古澤:
そうだっけ(笑)
MD:あとは、広島の宮島・厳島神社にも。
古澤:
あ~あれは寒かったね~
雨も降ってて、凍えたもん。でもああいうこともいい経験だよね。
MD:あの厳島神社みたいな野外の時は、本番までどこかで籠って練習とかするんですか?
古澤:
いや・・・結局、籠ってやらないと出来ないことは、所詮、出来ないよね。
だから気軽にできるような状態に、常にしておくことの方が大事かな。
僕はいつでも一緒。朝6時~8時の2時間は、スタジオで自主練して、
その後は1時間、ジムの先生と一緒にトレーニング。
MD:朝6時ですか?!
古澤:
そう、この歳になると、5時くらいには目が覚めるからね(笑)
僕、以前はあまり練習してなかったんだけど、今年の演奏曲(自身のCD)がけっこう難しくて、練習しないと弾けないんだよ。
練習して、ジム行って、そのまま会場入りすることが多いので、会場ではケータリングがあって、夕飯も出ることがあるから、一切お金使ってないんですよ(笑)
古澤:
音楽だけでなく、今年は自動車レースにチャレンジするんだけどね。
MD:はッ?自動車レースって何ですか(笑)?
古澤:
今年、筑波サーキットで開催しているマツダのパーティーレースにドライバーとして参戦するんだよ。
もともと車は好きなんだけど、そんなレースがあるなんて噂に聞いたことがあるぐらいだったんだけど。
ブレーキ踏みながら、シフトダウンして、MAXで走っていって、いきなりフルブレーキとか・・・
理屈は分かるんだけど、シミュレーションでやった時、俺、1000回ぐらいクラッシュしたからね(笑)
MD:ダメでしょう!危ないじゃないですか(笑)
古澤:
でもね、サーキットで実車で走ってみたら、意外といけたんだよね。
あ、スピンはしたかな。コースから外れてスピンしたんだけど、車っていつスピンするかなんて今まで知らなかったので、レースしたからこそ、
いろいろ車のことを知れて、良かったな~って。結構楽しんでる。
MD:マツダのパーティーレースって、かなり本気のレースですよね?
古澤:
そうなんだよね。しかも俺、ミスター・ルマンの寺田陽次郎さん率いる『Team TERRAMOS』のドライバーで。初参戦のド素人なのに、メカニックさんとかいて、結構な大ごとで、恥ずかしさもありで(笑)まずは、格好からね!でも凄い緊張するんだよね。
今日も5000人の前でコンサートするけど、もう経験があるから何ともないんだけど、レースは命の危機を感じながらやるんで、凄い緊張するんだよ。
コンサートはそんな追い込まれ方はしないので、新しい感覚。
MD:でも、くれぐれも、お怪我だけは無いように、お願いしますね。
古澤:
そうだね。ありがとう。
5年前・・・“君のところのバックダンサーは本当にプロだよ!”と、終演後、疲れ切ってほとんど握力のない手で握手されたことが強烈な印象として残っています。
トップアーティストでありながら、
常に好奇心を持ち、チャレンジし続ける古澤さんの姿は、多くの若き音楽家たちにも影響を与えていると感じます。そして古澤さんの放つパワーは、さらに増しているようにも感じました。
インタビューさせて頂いた春は、葉加瀬太郎さんと高嶋ちさ子さんとの『3大ヴァイオリニスト』ツアー中。
そして8月からは、東儀秀樹さんとcobaさんとの『TFC55・LEVEL4』ツアーと、今年も大活躍の古澤さん。
近い将来、また古澤さんよりご指名頂けるように、私も頑張ろう~!
そう思える貴重な時間でした。
古澤さん、お忙しい中、本当にありがとうございました!